名古屋大学 豊田講堂
主催 名古屋ウエストライオンズクラブ
後援 名古屋大学
2017年1月22日、名古屋大学豊田講堂において、名古屋ウエストライオンズクラブ主催のアクティビティ、「カンボジア・バッタンバン復興支援事業 池上彰氏講演会&トークセッション」が開催されました。このアクティビティは、カンボジアにて活動するカンボジアコットンクラブを支援するために企画されたものです。
カンボジアコットンクラブは古澤敦氏が率いるNPO法人で、現地で綿花の栽培、糸紡ぎ、布織、ストールなどの製品作り、それらの販売などを行っています。これら事業を通して、カンボジアの人たちが自立し、自ら事業を運営していけるだけの知識や技術を伝えることを目的としています。愛知県発祥の小型紡績機である、ガラ紡もこの地で復活しています。
アクティビティ当日は1000名規模の会場が満員となり、改めて池上彰さんの人気の高さを実感することが出来ました。当日は名古屋ウエストライオンズクラブメンバーが中心となって会場整理、誘導、受付などを行い、大きな混乱もなくスムーズに開演へとこぎ着けることが出来ました。
イベントは名古屋ウエストライオンズクラブ 橋本登志代会長の挨拶から始まり、続いて今回後援をして頂いた名古屋大学の松尾清一総長からのお言葉、そして池上彰さんの登場となりました。
90分に及ぶ池上さんの話は多岐にわたる楽しい内容でしたが、ちょうどトランプ大統領就任式の直後ということもあり、彼のバックグラウンドやエピソードを交えながら、排他的な状況が拡がりつつある世界への懸念を示すものでした。また、一方で、「多様性、ダイバーシティ」への寛容という価値観の尊さを強く説いておられました。
講演会が終了後、第二部としてトークセッションが行われました。池上さん、松尾総長、古澤氏、カンボジア人留学生を交えて、カンボジアと日本の関係に関して率直かつ生の意見を交換することができ、大変有意義なセッションとなりました。
終了後の聴衆の皆様からの評価も上々で、大変楽しかった、勉強になったとのご意見をたくさん頂きました。また、多くのドネーションも集めることができ、カンボジアコットンクラブへの一定以上の支援が可能となりました。
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